禅雲山道立公園
住所 全羅北道高敞郡雅山面ソヌンサロ158-6

禅雲山(ソヌンサン)は兜率山(トソルサン)とも呼ばれるが、禅雲とは雲の中に参禅するという意味であり、兜率とは、弥勒がおわす兜率天宮を意味し、仏道を修行するく山という意味である。

禅雲山は湖南の内金剛と呼ばれる景勝地として1979年に立公園に指定された。禅雲山(ソヌンサン)は兜率山(トソルサン)とも呼ばれるが、禅雲とは雲の中に参禅するという意味であり、兜率とは、弥勒がおわす兜率天宮を意味し、いずれも仏道を修行するく山という意味がある。所々には奇岩怪石が峰を形成しており、優れた景観と緑が豊かな中、千年古刹の禅雲寺が位置している。禅雲寺は曹渓宗24教区の本寺。黔丹禅師が創建し大懺寺(懺堂寺)は、真興王の王師であった義雲国師が創建したと言われるが1千5百年も昔のことである。今は、兜率庵、石像庵、東雲庵と共に懺堂庵が残されているが、昔は89の庵があったと伝わる。

  • 禅雲山道立公園
  • 禅雲山道立公園

文化財には金銅菩薩坐像、地蔵左上、禅雲寺大雄殿、懺堂庵雄殿、兜率庵磨崖仏などの宝物、椿の森、長沙松、松嶽などの天然記念物、釈氏源流経板、靈山殿木造三尊仏像、六層石塔、梵鐘、薬師如来仏像、万歳楼、白坡律師碑、懺堂庵の銅鐘、禅雲寺事跡記などの地方文化財がある。白坡律師碑は秋史キム・ジョンヒ(金正喜)が立てて文字を書いたもので、秋史の字の中でも代表作である。禅雲山の景色を見渡すと、本寺から小川に沿って登って水流が分かれる場所に自然の家があり、さらに右側に上ると八方面に枝がこじんまりと分かれた長沙松、かつて真興王が修行をしたという真興窟がある。

小川を渡り山の中腹にそびえ立つ岩は、この山に侵入する魔から山を守る門番の役割をするポンドゥ岩(別名・兜峰)は、その上の尾根にある岩は、同じく兜率天に入ってくる魔から山を守る獅子岩、そこから少し登ると兜率岩、右の岩階段を登ると険しい崖の上に兜率天內院宮、すなわち上兜率がある。ここから、右の岩壁を登るとウマの足跡が溝になっている場所が現れるが、これは真興王が乗ったウマの足跡と伝わる。その岩の隙間を入り込んで上がった先が満月台で、鶴に乗った神仙が降りてきてここで遊んで帰ったと言われる仙鶴岩がある。

再び降りてきて羅漢殿から左側を見ると、切り立ったような岩壁に仏像が彫刻されている兜率庵磨崖仏があり、そこから登ると竜門窟、左側に曲がって登ると落照台がある。すぐ隣には天馬峰、兜率天の秘境が足下に展開される。また、禅雲山には風川ウナギ(ジャンオ)、雀舌茶、覆盆子(トックリイチゴ)酒などの特産物があり、風川ウナギ焼きにの覆盆子酒一杯を飲むと、極上の珍味を味わうことができる。

観光案内地図

観覧料

観覧料
区分 文化財観覧料 備考
大人 個人 3,000 大人:19-64歳
団体 2,500 团体:30人以上
青少年・軍人 個人 2,000 青少年:13-18歳、学生証所持の高校生まで
団体 1,500 兵士:軍曹以下の兵士
子供 個人 1,000 子供:7-12歳
団体 800